たーけやーさおだけーーー

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「たーけやーさおだけーーー」

 

この名フレーズに聞き覚えありますか?

僕はありません。そんな地域ではなかったんですね。

 

 

今回は会計学の基本の基本を知りたいと思ってこの本を買いました!!光文社新書からの「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」という本です。山田真哉さんという方が書いています。

 

不意に家に泊まりに来た先輩から勧められた本なんですね、たまたま本の話題になった時に。

 

会計学をこれ以上ないほどにやさしく、かつ基本的なことは押さえていて、とても読みやすい本でした!ダラダラしながらでしたが、90分ほどで読めます。

 

思えば、さおだけにそこまでニーズはない。何年かに一度買うだけ。そしてさおだけ屋が来たタイミングではなく、必要になったらホームセンター行くだけ。

 

だったら、何年かに一度のさおだけが壊れたタイミングで、さらにホームセンターに買いに行くまでの時間にさおだけ屋がドンピシャで来ないと、商売が成立しない超ハードコースやん。

 

 

と思ったがどうやらそうではないらしい。さおだけ屋は作戦として

 

1.単価を上げる

2.仕入れの費用が少ない副業として行う

 

という二つの作戦で商売が成立しているようです。1は、どうせたまにしか買わないものだからお客さん、と高級なさおだけを言葉巧みに売っていたこともあったと。ただみんながそれをやるわけでもないし、たかが知れています。2は、実は街の金物屋が、さおだけ買ってもらったら運ぶサービスなどしてたみたいで、ならば自分から売りに行って、逆に店の宣伝もしようということだそうだ。

 

そしてこの作戦が功を奏して、全国区で知れ渡るほどの副業になったみたいですよ。

 

ただこのさおだけ屋の話は結構序盤で終わり、残りは、それ以外の会計の知識について触れられます。

例えば、上手な食洗機の選び方、連結経営のうまい高級フランス料理店、在庫だらけの有機農法食品店、本当の人脈とは、など会計的視点から世間の見方を学べます。

 

読んだあとは、「会計は難しそうで難しくは無いんだな」と、筆者の思い描いた通りの感覚になりましたね。経営学統計学とも関連して、同時に知識が増えるのが良いですね。

 

というわけで今回はここまで!